【速報】ホノルルの名門レストラン「53 By The Sea」が売却へ!ハワイM&A市場に動きあり

大人気レストラン「53 By The Sea」が売却

「カカアコの海辺を代表する名店にM&Aの波。次なる成長チャンスはここかもしれない」

ホノルルのウォーターフロントにある大人気レストラン「53 By The Sea」が売却されるというニュースが、2025年4月下旬に報じられました。

オーシャン・インベストメンツ(タカミ・コーポレーションのハワイ法人)から、日本のケン・ホテルズ&リゾーツ・ホールディングスへの事業譲渡が予定されており、これには併設の「ザ・テラス・バイ・ザ・シー」やウェディング関連事業も含まれます。

「53 By The Sea」は、ワイキキの海とダイヤモンドヘッドを一望できるロケーションにある高級レストランで、ローカルの人々はもちろん、日本からの観光客や挙式カップルにも絶大な人気を誇っています。

もともとこの場所は、約20年前にジョン・ドミニス・レストラン跡地を買収して開発されたもので、「結婚式×グルメ×絶景」のビジネスモデルで成功を収めてきました。

買収側となるのは、日本国内でもホテル・ブライダル事業を展開するケン・ホテルズ&リゾーツ・ホールディングス

実際の運営は関連会社のグッドラック・インターナショナル(GLI)が行う予定で、ハワイでは既にアールイズ・ウェディングなどのブランドを展開しています。

この動きは、日系企業によるハワイリゾートビジネス再編の一環とも言えます。

4月24日に提出されたWARN通達によると、今回の売却により81人の従業員が6月23日以降に解雇となる可能性があるとされています。

ただし、新オーナーはこれらの従業員に対して「同等条件での再雇用」を予定しており、現場のオペレーションは継続性が保たれる見込みです。

これは、ハワイ州の雇用環境やビザ関連要件を考慮した“実務的な再編”とも解釈できます。

今回の売却は、単なるレストランのオーナーチェンジにとどまりません。以下のようなポイントから今後のハワイM&A市場の動向を示唆しています:

  • コロナ後の観光回復に伴う事業再構築が加速中
  • 日系企業による再投資・買収が本格化
  • ✅ ウェディング・レストラン複合型モデルは、依然として高収益性が期待されている

今後、類似のブライダル・ホスピタリティ系ビジネスのM&A案件が増加する可能性も高く、情報収集のアンテナを広く張っておくことが肝要です

◆ チャンス

  • 🌺 ロケーション&ブランド力が高く、インバウンド回復とともにリターン期待大
  • 📊 すでに実績ある事業モデル(レストラン+挙式)が引き継げる

◆ リスク

  • ⚠ 従業員再雇用の調整コスト
  • ⚠ ハワイ州の労働・ビザ・税制に関する実務対応

M&Aを通じてハワイでのビジネス展開を目指す方にとっては、「53 By The Sea」はモデルケースとして非常に学びが多い案件です。

  • 高級レストラン&ブライダルビジネスの売却案件が出現
  • インバウンド回復+日系企業の買収意欲=市場活性化の兆し
  • 今後は「売り案件」に加え、「買い手企業の戦略分析」も重要に

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