【ハワイ大学が新プロジェクト始動!】
学生の「脱落ゼロ」を目指す最先端AIシステムに740万ドルを投資!

AI技術を駆使した「学生成功プラットフォーム」を導入

アロハ!
今回ご紹介するのは、ハワイ大学(UH)による未来型の学生支援プロジェクト。なんと5年間で740万ドル(約12億円)を投じて、AI技術を駆使した「学生成功プラットフォーム」を導入するという話題です。

この取り組みの目的はシンプル。でもとても大切なこと。
「すべての学生が無事に卒業できるようにする」こと。

「大学で途中ドロップアウトする学生ってそんなに多いの?」と思うかもしれませんが、特に経済的に困難な状況にある学生や、家族で初めて大学に通う“ファーストジェネレーション”の学生たちは、途中でつまずきやすいのが現実です。

そんな学生たちを支えるための新しい“仕組み”が今、ハワイで動き出しました。

今回ハワイ大学が導入するのは、教育テクノロジー企業EAB社が開発した2つのシステム

🔹 Navigate360
→ 学生の行動や成績をリアルタイムで分析。リスクが高まる前に、先生やスタッフが支援できる仕組み。

🔹 Edify
→ 学内のデータ(成績、出席、奨学金、進路など)を一元化して、管理・支援体制を強化。

これらはすでに全米850以上の大学で導入実績があり、特にジョージア州立大学での成功例が有名です。ハワイ大学も、そのノウハウを元に導入を進めていきます。

このシステム、すごいのは「ちょっとした異変」も見逃さないところ。

たとえば:

などのデータが蓄積されると、AIが「この学生、今ちょっと危ないかも」とアラートを出します。

すると、担当のアドバイザーがすぐにフォローアップの連絡を取ることができるのです。

これまでは学生から「助けて」と言わない限り、誰も気づけなかったような問題にも、先回りして対応できるようになります。

忘れがちですが、このシステムは「ピンチの早期発見」だけじゃありません。

例えば:

こんな学生には、「よく頑張ったね!」という**“褒めメッセージ”や奨学金情報**を自動で届けることも可能です。

ちょっとした“ひと言”が学生のやる気につながること、ありますよね。

このプラットフォームでは、過去10年分の学生データも活用されます。たとえば:

  • 「この学科とこの科目を同時に取ると、挫折しやすい」
  • 「この時期に落第する人が多い」

といった傾向をAIが分析し、事前にアラートを出すこともできます。

たとえば、ある学生が「微積と生化学を同時に取りたい」と計画していたら、AIが「ちょっとキツいかも…」と提案を出し、アドバイザーがより安全なスケジュールを一緒に組み直してくれる、なんて未来もすぐそこです。

このシステムは、2025年からハワイ大学の10キャンパスに段階的に導入され、2026年までに全体で完全運用される予定です。

導入にあたっては:

など、慎重に段取りを組みながら進められるとのこと。導入責任者のキム・ジーゲンタラー氏は「ただのツールではなく、学生とのつながりを深める手段になる」とコメントしています。

この取り組みは、UHの新学長ウェンディ・ヘンセル氏の強いリーダーシップの下で実施されています。
実は彼女、以前はジョージア州立大学(GSU)の学務担当副学長を務めており、同校でこのシステムを導入し大成功を収めた実績があります。

ジョージア州立大学では:

という驚異的な成果を出したのです。

このように、ハワイ大学は単なる「大学のデジタル化」にとどまらず、学生一人ひとりの未来を支えるパートナーへと進化しようとしています

今後この仕組みが定着すれば:

🌺 中退者が減る
🌺 教職員が早く気づける
🌺 学生の“やる気”や“努力”がもっと評価される

など、ハワイの教育環境がより安心・安全なものへと進化することが期待されます。

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