JTBが米イベント会社を買収。ハワイを軸に広がるMICEビジネスの新潮流

ハワイを軸に広がる「MICEビジネス」の新しい動き」

「JTBが米イベント会社を買収。ハワイを軸に広がる「MICEビジネス」の新しい動き」

ハワイと聞くと、観光やリゾートのイメージが強いと思います。 でも最近は、もうひとつの顔として「ビジネスイベントの拠点」という役割が、じわじわと注目されています。

1. JTB傘下MC&Aによる米イベント大手買収の狙い

その流れを象徴するニュースが出ました。 JTBが、アメリカのイベント制作会社「インプリントイベンツグループ」を買収すると発表しました。 買収を実行するのは、JTBグループ傘下のMC&A。このMC&Aは、ハワイを中心にイベント運営を手掛けている会社です。

今回の買収により、北米でのMICE(国際会議・展示会・イベント)事業をさらに強化する狙いです。 取得額は非公表ですが、インプリントの2024年12月期の売上高は約50億円。デジタルを活用したイベント制作に強みを持っている企業です。

つまり、ハワイを拠点にイベント運営をしてきた会社が、米国本土で実績のあるイベント制作会社を取り込むことで、顧客基盤を広げていくという流れです。

2. 海外利益5割を目指すJTBの長期戦略とハワイの役割

この動きの背景には、JTBの大きな戦略があります。 国内市場が縮小する中、JTBは海外で外国人向け事業を強化しています。

2026年1月に発表した長期ビジョンでは、将来的に営業利益の半分を海外で稼ぐという目標を掲げています。 つまり、今回の買収は単なる一案件ではなく、「海外収益を伸ばす」という全体戦略の一部という位置づけです。

ここで注目したいのは、その中核に「ハワイ」が含まれているという点です。 ハワイは観光地であると同時に、企業イベント、国際会議、インセンティブ旅行など、MICE分野の開催地として長年利用されてきました。

3. ハワイにおけるMICEビジネスの重要性と成長性

企業の表彰旅行やカンファレンス、展示会など、単なる観光ではない「ビジネス目的の渡航」が、ハワイ経済の重要な柱になっています。 今回の買収によって、

・イベントの企画 ・デジタル演出
・運営ノウハウ


といった機能が、より強化されることになります。

つまり、ハワイを舞台にしたビジネスイベントの質や規模が、今後さらに高まっていく可能性があるということです。 このニュースは、ハワイ事業買収やハワイ会社設立を考えている方にとって、とても重要なヒントになります。

4. まとめ:観光を超えた「ビジネス拠点」としてのハワイの価値

ハワイは観光客だけで成り立っているわけではなく、企業イベントや国際会議といった「ビジネス需要」も大きな市場を形成しています。 MICEは、ホテル、レストラン、交通、会場運営、映像制作など、多くの関連産業を巻き込む分野です。

そのため、ハワイ投資ビザやハワイE2ビザでサービス業やイベント関連事業を検討する場合、こうした企業イベント市場の拡大は見逃せないポイントになります。

また、JTBのような大手企業が、ハワイを含む北米市場でイベント事業を強化するという事実は、ハワイが依然として「国際的なビジネス交流の拠点」として評価されていることを示しています。 観光だけでなく、会議、展示会、企業イベントといった分野でも、ハワイは重要な役割を担い続けているというわけです。

ハワイ移住やビジネス展開を考える際、「観光客の数」だけでなく、「企業がどれだけ集まる場所か」という視点も、これからますます重要になります。


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