住友林業が米住宅大手を買収。ハワイ・米国不動産市場で無視できない巨額M&A
ハワイ不動産やアメリカの住宅市場

ハワイ不動産やアメリカの住宅市場に関心がある方にとって、かなり大きなニュースが出ました。
住友林業による過去最大のM&A:全米5位のホームビルダーへ
住友林業が、米国の住宅大手トライ・ポイント・ホームズ(TPH)を買収すると発表しました。 買収総額は約42億ドル、日本円でおよそ6500億円規模。同社にとって過去最大のM&Aになります。
今回の買収は、米子会社を通じて全株式を取得する形で行われ、2026年4〜6月期中の完了が見込まれています。
住友林業はこれまでもアメリカで住宅事業を拡大してきましたが、今回の統合により、年間供給戸数は約1万8000戸となり、ホームビルダーとして全米5位に入る見通しです。 郊外型のファミリー向け住宅が主力であり、こうした住宅供給が米国市場で拡大していくことが、今回の買収の背景です。
背景にある国内市場の縮小と米国市場への期待
なぜ今、米国住宅市場なのでしょうか。 理由のひとつは、日本国内の住宅市場が縮小傾向にあるからです。
2025年の新設住宅着工戸数は約74万戸と、1964年以降で最低水準。さらに2040年には61万戸まで落ち込むとの予測も示されています。国内市場が縮小する中で、海外での住宅事業を成長の柱にする。これが住友林業の基本戦略です。
一方で、米国市場には中長期的な成長期待があります。 人口増加に伴い住宅需要の拡大が見込まれており、アナリストからも投資の方向性は評価できると指摘されています。
巨大市場カリフォルニア・ネバダへの進出と日本企業の動向
特に今回の買収で注目されているのは、カリフォルニア州とネバダ州という新しい事業エリアです。 カリフォルニア州は人口約3900万人と多く、富裕層も多く住み、住宅価格が高い市場として知られています。 つまり、「人口が増え、住宅需要が高く、価格帯も高いエリア」に一気に事業基盤を広げる狙いがあるわけです。
住友林業にとって、米国はすでに経常利益の約6割を占める主力事業です。今回の買収は、その主力分野をさらに拡大する決断と言えます。 また、2026年12月期の売上高は10%増の8620億円を見込んでおり、2030年には米国での年間供給戸数を2万3000戸まで伸ばす目標も掲げています。
ここ数年で日本の大手住宅メーカーによる米国M&Aが相次いでいます。積水ハウス、大和ハウス工業なども米住宅関連企業を買収しており、日本企業がアメリカ住宅市場へ本格的にシフトしている流れが確認できます。
まとめ:アメリカ全体の住宅戦略からハワイ市場を捉える
このニュースは、ハワイ事業買収やハワイ会社設立、ハワイ移住を考えている方にとって、とても重要です。
ハワイはアメリカの一部であり、住宅市場の大きなトレンドは、米本土の動きと密接に連動します。 特に日本の大手住宅メーカーが米国市場に大規模投資を続けているという事実は、「米国住宅需要は中長期で伸びる」と見ている企業が多いことを示しています。
ハワイ投資ビザやハワイE2ビザで不動産関連ビジネスを検討する場合、米本土の住宅供給、人口動態、価格帯の変化は、ハワイ市場を読む上でも重要なヒントになります。 観光だけでなく、住宅という生活基盤に巨額 of 投資が行われている。この点は、アメリカ全体の不動産市場が、依然として成長分野として評価されている証拠とも言えます。
ハワイ不動産を考えるとき、ハワイ単独ではなく、「アメリカ全体の住宅戦略の中でどう位置づけられるか」という視点を持つことが、ますます重要になっています。
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