ハワイで「結婚式ビジネス」が動き出す。ノバレーゼの海外展開が示す新しい需要

「結婚式」という分野でも、新しい動きが出てきています

ハワイと聞くと、ビーチ、リゾート、観光、そんなイメージがまず浮かぶと思います。 でも最近のハワイでは、「結婚式」という分野でも、新しい動きが出てきています。

1. ノバレーゼがハワイの名門ホテルと提携:2026年3月に披露宴事業始動

日本経済新聞によると、結婚式場を運営するノバレーゼが、海外での披露宴事業に本格的に参入することを発表しました。その第一歩に選ばれたのが、ハワイです。

ノバレーゼは、米ハワイのホテルと組み、2026年3月から結婚式・披露宴プランの販売を始めます。会場となるのは、ハワイを代表する高級ホテル「ハレクラニ」「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」。どちらも、日本人にもよく知られたホテルです。

価格は、ハレクラニが約76万円から、ザ・カハラ・ホテル&リゾートが約66万円から。ハワイ現地だけでなく、ノバレーゼが日本国内で運営している結婚式場やドレスショップなどでもカップルに向けてプランを案内していくとされています。

ちなみに、ハレクラニは三井不動産の現地法人が運営し、ザ・カハラ・ホテル&リゾートはリゾートトラストの現地法人が運営しています。日本企業が関わるホテルと、日本のブライダル企業が組む、かなり「日本市場を意識した」形の取り組みです。

2. 「フォト婚」から「挙式・披露宴」へ:体験価値を重視するリゾート婚の需要

ノバレーゼは、実は2019年にすでにハワイに進出しています。これまでは、ドレスやタキシードを着て写真を撮る「フォトウエディング」を中心にサービスを展開してきました。

今回の動きは、その延長線上にあるものですが、写真撮影だけでなく、「結婚式・披露宴」そのものを提供する点が大きな違いです。記事では、リゾート婚の需要を取り込む狙いがあると説明されています。

日本国内での結婚式は、費用、準備、ゲスト対応など、カップルにとって負担が大きくなりがちです。一方で、海外リゾートでの結婚式は、規模を絞り、「体験」に価値を置くスタイルとして、一定の需要があることは、ここ数年ずっと言われてきました。

3. ハワイを起点とした世界展開:東南アジアへの拡大を見据えた第一歩

ノバレーゼは、ハワイでの事業を足がかりに、今後はベトナムをはじめとする東南アジアへの展開も検討しているとしています。つまり、今回のハワイ進出は、単発の企画ではなく、海外展開の第一ステップ、という位置づけです。

このニュースは、ハワイが「観光地」であるだけでなく、「人生の節目を過ごす場所」として、改めて選ばれていることを示しています。

観光客数が横ばい気味の中でも、

・付加価値の高い体験
・記念性の高いイベント


に対する需要は、別の形で存在している、ということが分かります。

4. まとめ:観光客数横ばいの中でも高まる「記念日需要」とビジネスチャンス

これは、ハワイ事業買収やハワイ会社設立、ハワイ移住を考えている方にとって、見逃せない動きです。

結婚式関連ビジネスは、ホテル、レストラン、写真、衣装、送迎、さらには不動産や長期滞在需要とも間接的につながっています。

ハワイ投資ビザやハワイE2ビザで、サービス業や観光関連事業を検討する場合、こうした「富裕層・記念日需要」「体験型サービス」の広がりは、ひとつのヒントになります。

派手な観光回復ではなく、選ばれる理由を持ったサービスが静かに増えていく。今回のノバレーゼの動きは、今のハワイの立ち位置をとても分かりやすく映しているように感じます。


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