2026年1月のオアフ島不動産市場:静かなスタートと安定の兆し

2026年1月のオアフ島住宅市場について


1. 中古一戸建て市場:取引件数は微減、価格は安定

ハワイが好きで、「オアフ島の不動産、今どうなってるの?」と気になっている方も多いと思います。そんな中、ホノルル・スター・アドバタイザーから、2026年1月のオアフ島住宅市場についての記事が出ました。

結論から言うと、1月は「低調」、そして「例年通りの静かなスタート」だった、という内容です。ホノルル不動産協会の発表によると、2026年1月に売却された中古一戸建て住宅は194件。前年同月の196件から、わずかに1%減っています。

一方で、一戸建て住宅の販売価格の中央値は112万2500ドル。前年の112万ドルから0.2%上昇しています。取引件数は少し減ったけれど、価格はほぼ横ばい。これが今のオアフ島の一戸建て市場です。

2. コンドミニアム市場:価格・件数ともにやや軟調

コンドミニアム市場を見ると、少し数字の動きがはっきりします。2026年1月のコンドミニアム販売件数は297件。前年同月の312件から4.8%減少しました。

販売価格の中央値も、53万9500ドルから52万9000ドルへと、1.9%下落しています。また、「売れるまでにかかる日数」も伸びています。

  • 一戸建て: 掲載期間の中央値は27日(前年25日から微増)
  • コンドミニアム: 掲載期間の中央値は47日(前年39日から大幅増)

つまり、「買い手は急いでいない」「売り手も強気一辺倒ではない」という、落ち着いた空気が数字から伝わってきます。地元証券会社ロケーションズの暫定CEO、チャド・タケスエ氏も、「1月としては典型的な動き」とコメントしており、この静けさは異常事態ではないという認識です。

3. 住宅ローン金利と消費者心理の影響

住宅ローン金利にも触れられています。2026年1月の平均住宅ローン金利は約6.1%。前年より約1%低くなっています。フレディマックのデータでも、2月初旬時点の30年固定金利は6.11%とされています。

金利が下がったことで、理論上は買い手が少し高い価格の住宅を検討しやすくなった状況です。ただし、市場が一気に動き出したというほどではありません。記事では、オアフ島の住宅市場の足かせとして「経済の不確実性」が挙げられています。

ミシガン大学の消費者調査では、アメリカ全体の消費者心理は、2025年1月と比べて約20%低い水準にとどまっているとされています。

4. UHEROによる2026年以降の価格予測

ハワイ大学経済研究機構(UHERO)は、2026年のオアフ島住宅価格について、以下のような予測を出しています。

  • 一戸建て: 0.3%上昇
  • コンドミニアム: 0.2%上昇

ほぼ「横ばい」の予測です。ただし、2027年と2028年については、2〜3%程度の上昇が見込まれているという数字も示されています。この記事全体を読むと、「下がっている」わけでも「過熱している」わけでもない、春の動き出しを待っている段階だということが分かります。

5. ハワイ事業買収・移住検討者へのメッセージ

これは、ハワイ事業買収やハワイ会社設立、ハワイ移住を考えている方にとって、とても大事な情報です。派手な値上がり話がない一方で、価格が大きく崩れているわけでもありません。

ハワイ投資ビザやハワイE2ビザで、長期目線で不動産や事業を考える場合、こうした「落ち着いた局面」は、数字を冷静に見られるタイミングでもあります。ハワイの不動産は、短期の上げ下げよりも、人口、雇用、観光、金利、政策といった複数の要素が重なって動いていきます。

1月の静けさは「悪いニュース」ではなく「例年通りのスタート」。そんな空気感を、数字がそのまま教えてくれています。


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