【ハワイビジネス情報館】「ホノルル・チャイナタウン再開発のカギは鉄道。市と州の新たな監督協定が示す今後の流れ」

「ホノルルでビジネスを始めたい」 「ハワイで不動産や会社のM&Aを考えている」

ハワイが大好きで、「ホノルルでビジネスを始めたい」 「ハワイで不動産や会社のM&Aを考えている」 そんな方にとって、チャイナタウンの動きはとても重要です。

ホノルル市議会「決議332号」と市・州の監督協定

ホノルル市議会のインフラ委員会が「決議332号(Resolution 332)」を審議されました。 この決議は、ホノルル高速鉄道公社(HART)が進めている総事業費100億ドル超の鉄道「スカイライン(Skyline)」を、チャイナタウンに延伸する計画に合わせ、市と州が新たな監督協定(MOU)を結ぶことを目指すものです。

チャイナタウン歴史地区の保護と移民の歴史

対象エリアは、チャイナタウン歴史地区と、マーチャントストリート歴史地区。 どちらもハワイ州および全米の歴史登録物件に指定されている地域です。

このエリアには、1860年ごろから中国系移民が居住してきた歴史があります。

鉄道「スカイライン」延伸:2030年のチャイナタウン開通へ

HARTの鉄道計画では、スカイラインの第3セグメントが、2030年までにチャイナタウンとカカアコ周辺まで延伸される見込みだと報じられています。

ただし、市の計画許可局(DPP)は現在、歴史資源の監督に必要な考古学の専門職員を抱えていないことを、議会に説明しています。 そのため今回の決議では、市と州歴史保存局(SHPD)が連携し、監督体制を整備するための新しい覚書を作成することが検討されています。

歴史資源監督体制の整備と考古学専門職の採用

議会の委員会では、DPPの歴史保存担当プランナーが、「現在、考古学の専門職を新規に採用中で、2026年中の体制構築を目指している」と説明しています。

決議332号が承認されれば、2011年に締結された既存の監督協定に代わり、DPPが主導してチャイナタウンおよびマーチャント地区の歴史資源と開発案件を監督することになります。

なお、現時点では、チャイナタウンの歴史基準に対する例外申請や、高層建築のための特例許可が出ている案件はないと、DPPは議会で報告しています。

市議会の動向と住民からの評価

市議会の次回本会議は、2026年1月28日に開催予定です。 今回の審議では、市民からの証言はなく、ワイキキ在住の住民からは「スカイライン事業はホノルルの将来にとって重要であり、この決議は前向きな動きだ」と書面で意見が提出されています。

このように、チャイナタウンの再開発は、鉄道整備と歴史保存の両立を目指しながら進んでいます。

まとめ:交通インフラ整備と歴史保存の両立

今回の動きから見えてくるのは、ホノルルの都市開発が「交通インフラの整備」と「歴史的エリアの保護」を両立させながら進められているという点です。

ハワイ事業買収やハワイ会社設立を検討する際は、 ・鉄道延伸の予定エリア ・歴史地区の指定状況 ・監督機関(DPPとSHPD)の体制 を把握することが重要です。

チャイナタウンは、観光客とローカル住民の両方が集まるエリアです。鉄道が開通すれば、アクセスの改善により人の流れが変わる可能性があります。

ビジネスや不動産投資を検討する方は、こうした都市計画の進展を、事実ベースで継続的にチェックしていくことが大切です。

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