大和ハウスがアメリカの住宅事業を加速中!
ノースカロライナの中小メーカーを買収

日本の大手ハウスメーカー・大和ハウスのアメリカ戦略についてご紹介します

こんにちは、ハワイビジネス情報館です!

今回は、不動産や建築業界に興味のある皆さんに注目していただきたい、日本の大手ハウスメーカー・大和ハウスのアメリカ戦略についてご紹介します。
実は今、大和ハウスは日本国内ではなく、アメリカ市場に本気で注力中なんです。

2025年9月、大和ハウス工業は、アメリカ南部ノースカロライナ州を拠点とする中小住宅メーカー「ウィンザー」の戸建て住宅事業を買収することを発表しました。

ウィンザーは住宅や商業施設の開発を手がける企業で、2024年の年間引き渡し戸数は334戸。全米でも141位にランクインする、地元密着型の建築会社です。

さらに、すでに約2,100区画の住宅用地も確保していて、今後の成長が期待されています。

今回の買収は、大和ハウスにとってここ6年間で5件目となるアメリカ住宅事業のM&Aです。
その背景には、日本の人口減少や住宅需要の低下があります。

特に戸建て住宅の販売は日本国内で年々厳しくなっており、大和ハウスは2026年3月に新潟の住宅資材工場の閉鎖も決定。国内の生産体制を縮小し、その分アメリカ市場に経営資源を集中させているのです。

アメリカでは2024年8月の新築住宅販売戸数が前年同月比15%増と大きく伸びています。理由は住宅ローン金利の低下傾向。さらに、FRB(米連邦準備制度理事会)が年内に追加利下げを行う可能性もあり、住宅市場の回復が加速しそうです。

そんな好調なアメリカ市場で、大和ハウスは2026年までに年間1万戸の住宅引き渡しを目指すとしています。

今回の買収は、大和ハウスの米国子会社スタンレー・マーチンを通じて行われました。実はスタンレー・マーチンもノースカロライナ州の州都ローリーなどで事業を展開していて、今回の買収により州内でのビジネスエリアがさらに広がることになります。

ローカル企業との連携で、より地域に根ざした住宅開発が期待されますね!

大和ハウスのように、日本の建設会社が海外で勝負をかける時代になってきました。
これからは、ハワイやアメリカ本土の住宅市場でも、こうした日系企業の存在感がますます高まっていきそうです。

不動産投資や建築ビジネスに興味のある方は、アメリカの動向も要チェックですよ!


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