【思い出のワードセンター】地元ロコに愛されたあの場所たちを振り返る

アラモアナのすぐ近く、カカアコ地区にあったショッピングスポット

ハワイ好きの皆さん、「ワードセンター(Ward Centre)」や「ワードウェアハウス(Ward Warehouse)」ってご存知ですか?
アラモアナのすぐ近く、カカアコ地区にあったショッピングスポットで、観光客というよりはどちらかというとローカルに深く愛された場所だったんです。

この記事では、ホノルル・スターアドバタイザー紙の「Rearview Mirror」欄で特集された読者の思い出を元に、かつてのワードエリアの温かい記憶をご紹介します。

ワードウェアハウスは2017年に、ワードセンターは2023年に完全閉店。
いまではモダンなコンドミニアムや商業施設が次々に建てられ、街の風景はガラリと変わりました。
でも、昔の姿を知っている人たちにとっては、あの場所は「ハワイのゆったりした時間が流れる特別な空間」だったんですよね。

スターアドバタイザー紙に寄せられたローカル読者の声をいくつかご紹介します。

🍦「Edy’s Ice Cream」での甘い思い出

サンドラさんは、家族でEdy’sのアイスクリームを食べた思い出を語ってくれました。ショッピングの合間に立ち寄って、濃厚なバニラやチョコレートのフレーバーに子どもたちが大喜び。ハワイの暑い日にぴったりのスイーツでした。

📚 「Borders」で過ごした静かな時間

アロハシャツを着たジェイソンさんが懐かしんでいたのは、大型書店「ボーダーズ」。ソファ席でコーヒーを飲みながら本を読むのが週末の楽しみだったそう。「アマゾンもKindleもいいけど、紙の本とコーヒーの香りには勝てない」とのこと。

ワードセンター内にあった映画館も人気スポットのひとつ。
「ハワイではここが一番落ち着いて映画を楽しめた」という声が多く、デートや家族のお出かけスポットとして重宝されていました。

ローカルビジネスの宝庫だった

このエリアにはローカルアーティストの作品を扱うギャラリーや、手作り雑貨の店、地元のクラフトビールを楽しめるパブなどが点在していました。観光客向けのキラキラしたショップとはちょっと違う、ハワイの“素顔”が見える場所だったんです。

現在、ワード地区は「ワードビレッジ」として大規模な再開発が進行中。高層コンドミニアムや新しいショッピング施設、カフェ、レストランが次々に登場しています。便利になった一方で、「昔ののんびりした雰囲気が恋しい」という声も。

でも、進化する街とともに、ローカルの記憶はしっかりと息づいています。

ワードウェアハウスやワードセンターを訪れたことのある人も、ない人も——次回ハワイに行くときは、ぜひこのエリアを訪れてみてください。カカアコの新しい風景の中にも、昔ながらのローカルスピリットがきっと見つかりますよ。


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