PGAツアーの名物大会「ザ・セントリー」2026年は中止に!マウイ島を襲う干ばつの現実

世界のトッププロが集い、真冬のハワイで最高峰のプレーが楽しめる名物大会

毎年1月、マウイ島カパルア・リゾートの「プランテーション・コース」で開催されてきたPGAツアーの開幕戦「ザ・セントリー」。
世界のトッププロが集い、真冬のハワイで最高峰のプレーが楽しめる名物大会です。観光客やゴルフファンだけでなく、地元経済にも大きな恩恵をもたらしてきました。

ところが…2026年大会は残念ながら中止に。理由は「深刻な干ばつによるコース被害」なんです

PGAツアーとハワイ州知事室、スポンサーであるセントリー保険、マウイ郡などが協議を重ねた結果、判断は「やむを得ず中止」。

という理由が重なったからです。

ゴルフ場のアレックス・ナカジマ総支配人も「非常に落胆している」とコメント。数ヶ月にわたる回復努力も実らず、中止発表の前日には「ベイ・コース」を無期限閉鎖したばかりでした。

「ザ・セントリー」はマウイ島に年間 約4,800万ドル(約70億円) の経済効果をもたらすと言われています。ホテル、レストラン、交通など観光業界にとってはまさに稼ぎ頭。
今回の中止は地元にとって大打撃です。

ただし幸いなことに、リゾート内の雇用に大きな影響は出ていないとのこと。
大会がなくても、コース修復作業やリゾート運営は続けられているそうです。

干ばつをめぐっては、ゴルフ場の所有者が「給水システムの維持管理を怠った」としてマウイ・ランド&パイナップル社を提訴する事態にも。
それだけ深刻な水不足であり、島全体の住宅建設や農業用水にも影響が広がっています

ここで「ハワイ投資」や「ハワイM&A」を考えている人にとって、このニュースは「リスク」と同時に「チャンス」でもあります。

特に「干ばつ対策」「サステナブルな観光インフラ」は、今後の投資テーマとして注目度が上がるはず。

2027年には復活を目指して修復が進められているとのこと。
PGAツアー自体は、2026年もオアフ島の「ソニー・オープン」やハワイ島「三菱エレクトリック選手権」を予定通り開催するので、ゴルフファンには救いです。

ハワイ好きにとって、マウイ島でのPGAツアー中止はショッキングなニュース。
ですが同時に「ハワイの観光と自然資源の関係」を改めて考えるきっかけでもあります。
観光業・不動産投資・M&Aを考える人にとっては「環境リスクを踏まえた持続可能な投資」がカギになるでしょう。


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