アメリカ観光に異変?カナダ人観光客が急減、ハワイへの影響は?

米国で強まる入国審査の厳格化や、強権的な移民政策、
さらには高関税政策などが影響

「もうアメリカには行かない」――そんな声が隣国カナダから聞こえてきています。
ニューヨークのツアーガイドによると、常連だったカナダ人顧客からのキャンセルが相次ぎ、収入は前年比の7分の1にまで落ち込んでいるそうです

背景には、米国で強まる入国審査の厳格化や、強権的な移民政策、さらには高関税政策などが影響。
SNSで拡散される「不当な拘束」のニュースも、観光客心理に大きな打撃を与えています。

これは新型コロナ禍以来、4年ぶりに観光客数が減少したケースであり、アメリカ観光の変調を示す象徴的な数字です

カナダ人は、アメリカに訪れる観光客全体の約3割を占める大きな存在。
特に「スノーバード」と呼ばれる高齢者層は、冬の間アメリカ南部やハワイで長期滞在する習慣があり、現地経済を支えてきました。

しかし現在、SNSグループでは「今年はメキシコに行く」「アメリカは好きだけど、あの大統領は嫌い」という声が広がり、カナダ人観光客の行き先はハワイから他国へシフトしつつあります

もちろん、この動きはハワイ観光にも直結します。
これまでハワイは「安全・身近・フレンドリー」というイメージで、カナダ人にとって冬の定番デスティネーションでした。

ところが今後は、

といった形で影響が出る可能性があります。

一見マイナスなニュースですが、投資家視点では次のような「チャンス」も見えてきます。

つまり、短期的には厳しい環境でも、中長期的には「新しいハワイ観光モデル」へのシフトが始まっているのです。

アメリカ全体で観光客が減る中、特にカナダ人観光客の急減はハワイにとっても大きな課題。
ですがそれは同時に、投資やM&Aのチャンスを秘めた転換期でもあります。これからハワイを訪れる人は、観光の裏側にある経済の動きにも少し目を向けてみてください。
そして、投資家や事業家の方にとっては、まさに「次の一手」を考えるタイミングかもしれません。


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