【2025年5月から本格運用】REAL IDがハワイ空港でも本格始動!
今さら聞けない“星マーク付きID”って何?

REAL ID制度のポイントをわかりやすく解説します

「その免許証、飛行機乗れますか?ハワイ旅行前にREAL IDをチェック!」

アメリカ全土で義務化が進められてきた**「REAL ID」制度が、ついに2025年5月から本格的に運用スタート。
ホノルルをはじめとするハワイ州内の空港でも、REAL IDまたはそれに代わるIDの提示が必須**となりました。

この記事では、ハワイ旅行や出張を予定している方、また現地でビジネスを展開する方向けに、REAL ID制度のポイントをわかりやすく解説します。

REAL IDは、2005年に連邦政府が制定したセキュリティ強化法で、
**航空機搭乗や連邦施設入館時に使える“信頼性の高い身分証明書”**の基準を定めた制度です。

2025年5月7日以降、アメリカ国内線に搭乗する際には以下のいずれかが必要です:

  • REAL ID対応の運転免許証(星マーク付き)
  • パスポート(日本の旅券でもOK)
  • 米国国防総省発行のIDやGlobal Entryカード など

ハワイ州は比較的準備が進んでいて、発行済みの免許証・州IDのうち約96%がREAL IDに対応済み。

ホノルル空港では2025年5月7日から本格運用がスタートしましたが、初日は大きな混乱もなくスムーズな運用が確認されました

  • その日のうちにREAL IDを持っていなかった人は307人
  • そのうち本当に搭乗できなかった人はたった3人(ID自体を所持していなかった)
  • その他の人はTSA(空港保安局)による追加審査を経て搭乗できたとのこと

REAL ID対応の免許証や州IDには、“金色の星マークがついた円のアイコン”が印刷されています。
財布の中の運転免許証をチェックしてみましょう!

💡 星マークがない場合や、古いIDを使っている場合は、更新・再発行の手続きが必要です。
ハワイ州のDMV(運転免許センター)で手続きできます。

はい、REAL IDがなくても次のような書類があれば飛行機に乗れます:

ただし、忘れた・うっかりした、では対応できない場合もあるので、事前準備が鉄則です。

ハワイ州運輸局のスニフェン局長は、「問題が起きても5〜10分で追加審査を終えられる体制を整えている」と発言しています。

ただし、以下のような声も:

  • 車椅子の高齢女性が審査で止められ「もっと柔軟な対応が必要では」との意見
  • パスポートを持っていない人にとっては「REAL IDの取得が金銭的に負担」
  • 軍関係者の中には「わざわざREAL IDにしなくても軍IDでOK」との意見も

いずれにしても、自分や同伴者のID状況を事前に確認しておくことがスムーズな旅行のコツです。

REAL IDの本格施行は、観光業・交通・空港サービス事業者にとっても以下の点で重要です。

空港動線の変化

  • TSA手続きが増えることで混雑時間帯の変動が起きやすくなる

ビジネス渡航者への案内対応

  • 不動産購入や法人設立のために渡航する日本人投資家への事前情報提供の強化が必要

空港内ビジネス(飲食・免税)への影響

  • セキュリティ通過時間に余裕が必要となるため、買い物・食事の時間も再設計が求められる

『ハワイビジネス情報館』では、渡航前の準備チェックリストや投資家・出張者向けの現地サポートを提供しています!