【注目】旭化成が米テキサス住宅市場に本格参入!次なる成長の柱は“アメリカ不動産”
なぜ今アメリカ住宅市場に賭けるのか?
アロハ!
最近ハワイやアメリカ本土の不動産に注目している皆さんに、見逃せないビジネスニュースがあります。あの日本の大手企業「旭化成」が、米国最大の住宅市場・テキサス州に本格進出することを発表しました!
住宅・医薬・マテリアルと多角経営を展開する旭化成が、なぜ今アメリカ住宅市場に賭けるのか?今回はその背景とビジネスモデル、そして今後の可能性をわかりやすくご紹介します!

◆ テキサス州ってそんなにすごいの?
結論から言うと、今、アメリカの住宅市場で最も熱いエリアがテキサス州です。
- 2024年:新築住宅許可件数 約22万5600件(全米トップ)
- 人口も右肩上がりで、住宅需要は今後も安定
- 積水ハウスや大和ハウスなど日本の住宅大手も続々進出中
そんな中、旭化成も新たな中期経営計画(2025〜2027年)で、テキサスを中心とする米国住宅事業を“成長の柱”に格上げすると明言しました。
◆ 狙いは“建築の下請け”から市場全体の効率化へ
旭化成の米住宅事業はちょっとユニーク。
実は、**建築工程の最初の5工程を一括で請け負う「水平統合型サブコンモデル」**を推進しているんです。
対象となるのは以下の工程:
- 基礎工事
- 配管
- 電気設備
- 建物の軀体(くたい=骨組み)
- 屋根パネルなどの初期部材
本来、これらの工程は地域ごとの専門業者がバラバラに担当し、工程の合間に“空白時間”が発生してしまうのが常。
旭化成はこれを統合管理し、工期を従来の約半分に短縮できる仕組みを提供。
これは、資金回収を急ぎたいビルダー(開発会社)にとっても魅力的な提案です。
◆ まずは“軀体”からテキサスに進出
今回のテキサス参入では、建物の骨組み=軀体事業からスタート。
- アリゾナ州ですでに展開している軀体会社をモデルに横展開
- 約10億円を投資し、2026年をめどに屋根パネル製造工場をサンアントニオ近郊に新設
ここから始めて、地域に応じたその他の工程にも水平展開していく予定とのことです。

◆ 中長期での狙いは“北米住宅事業の売上倍増”
旭化成はすでにアリゾナ、ネバダ、フロリダでも住宅系のサブコン事業を展開中。
今回のテキサス進出でさらに加速させ、**2030年までに北米+オーストラリア事業の売上を現在の約2倍(5000億円規模)**に拡大する計画です。
◆ 富裕層投資家にとっての注目ポイント
もしあなたがハワイ在住、またはアメリカ不動産投資に関心のある方なら、旭化成の動きからこんなヒントが得られます:
✅ 建築工程の“効率化”こそが次の勝ち筋
→ 人件費高騰・職人不足のアメリカでは、施工スピードと一貫体制が求められています。
✅ テキサス州は住宅投資の“伸びしろ最大”エリア
→ 新築需要・人口増・税制のメリットが揃った投資先。
✅ 日本企業による高品質建築はブランド化可能
→ 高性能住宅や環境配慮型住宅への需要も今後拡大。
◆ 他の成長分野にも注力
ちなみに旭化成は住宅だけでなく、以下の領域も成長エンジンに据えています:
- 医薬品(2024年にスウェーデン企業を約1700億円で買収)
- 電子材料(半導体向け感光性樹脂など)
- マテリアル(膜や高機能素材)
これらの重点領域に対して、7000億円規模の投資を予定しているとのこと。
企業としての“変革のステージ”に立っているのがわかります。

◆ まとめ|旭化成×アメリカ住宅=未来のカタチ?
旭化成のテキサス進出は、単なる「海外進出」ではなく、日本の住宅技術と米国の巨大市場をつなぐ次世代モデルへの挑戦。
今後、建築・不動産・投資の世界で「Made by Japanese quality」が再評価される場面が増えていくかもしれません。
ハワイに拠点を持つ皆さんも、アメリカ本土の動向をぜひ視野に入れてみてください。ビジネスや投資の“次の一手”が、そこに隠れているかもしれません。
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