ハワイの西武系ホテル、大規模改装に270億円

 米ハワイのホテルを大規模改装

2023/10/4 12:19 (2023/10/4 12:44更新) 日本経済新聞 電子版

西武ホールディングス(HD)傘下でホテル事業を手掛ける西武・プリンスホテルズワールドワイドは4日、米ハワイのホテルを大規模改装すると発表した。総工費は約1億8000万ドル(約270億円)。

客室のデザインを刷新するほかスパ・フィットネス施設を新設し、北米を中心とした富裕層を取り込む。
ホテルはハワイ島の「マウナ・ケア・ビーチ・ホテル」。

2024年4月から約1年間、休業せずに段階的に改装する。252部屋ある客室は家具類などを変え、現代的なデザインを取り入れてリゾート感を出す。スパ施設にはプールやサウナ、ヨガデッキを設ける。施設の屋根には太陽光パネルを設置する。併設するゴルフコースの芝生の張り替えやバンカーの改修もする。


ホテルは2025年に開業60周年を迎える。改装による付加価値の向上で、平均客室単価(ADR)を上げる。米国やカナダ、日本の富裕層を主な顧客層としている。