ホノルルコーヒー、六本木に期間限定店 再進出前に

東京ミッドタウン(東京・港)に期間限定のポップアップ店を開業

ホノルルコーヒージャパン(東京・渋谷)は7日、東京・六本木地区にある東京ミッドタウン(東京・港)に期間限定のポップアップ店を開業すると発表した。同社は秋に日本に再進出して旗艦店を開業する予定。それに先駆けてホノルルコーヒーの世界観を表現したアート作品を展示するなどして日本の消費者への認知度を高める狙いだ。

ポップアップ店はミッドタウンの地下1階で6月26日から8月25日まで開く。店舗の空間設計にこだわり、ホノルルコーヒーの世界観をイラストといったアート作品などで表現した。コーヒーに加えて、季節限定のコーヒー豆や特別メニューなどを販売する。

ホノルルコーヒーは12年、日本に初上陸した。外食チェーンを運営する関西地盤のフジオフードグループ本社が東京・台場の商業施設に1号店を開業したが、22年に国内でのフランチャイズチェーン(FC)契約期間が満了となり、新型コロナウイルスの拡大による外出自粛などが響いていたことから国内の全13店を閉店していた。

今回、再進出にあたっては日本法人を設立して運営する。前はメニューなどを日本仕様にしていたが、ハワイ現地のメニューや店舗の雰囲気などをそのまま演出するのを主体にブランドコンセプトを見直して日本市場を再度攻める。